2007年~2010年にスペインの巡礼路である「北の道」、「最初の道」を歩き継いで、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行き着いた。そして、冥途の旅に出る前に、「ポルトガルの道」(リスボン~サンティアゴ・デ・コンポステーラ、606㎞)巡礼の旅をしたいと願っていた。うかうかしているうちに確実に終末に向かっているので少々焦ってきていた。どうにか、2016年5月にリスボンからポルトまで376㎞を歩く計画で旅立った。
ポルトガルの道の巡礼者数は、2015年43,149人に上ったが、大多数がポルトから(サンティアゴまで238㎞、13,201人)とか、国境のヴァレンサ・ドゥ・ミーニョから(118㎞、5,706人)とか、同じく国境のツイから(115㎞、13,799人)であった。リスボンから歩いた巡礼者はそれほど多くなかった。(2015年統計なし。2016年1月~11月、2,335人)![]()
巡礼2日目から3日間、程よいところに宿がないため、日に30㎞を歩いた。それらの日々宿に着いた時にはへとへとに疲れてしまっていた。老いによる体力の衰えを感じた。あまり数の多くない巡礼者に、道中追い抜かれることはあっても、追い抜くことが全くなかった。この区間、アルベルゲのような簡易宿泊所はあまりなく、ポルトガルの宿泊所区分によるペンサオン・レジデンシャルとかトゥーリズモ・ドゥ・アビタサオン(いずれも個室シングルベッドのことが多い。1泊15~25ユーロ)に泊まった。ユースホステルにも2回(1泊10~15ユーロ)宿った。
そんなこんなで、他の巡礼者との出会いが少なく、孤独な旅であった。


コメント
コメント一覧 (2件)
大島さん 三井ビルの22Fのマーケティング部でPRICINGなどについて教えていただいた大貫です。ご無沙汰しております。大島さんの巡礼の旅、楽しく読ませていただきました。昨今、旅行社の企画に乗せられてただ行くだけの旅が多い中で、本当の旅、を実感させていただきました。特に今回の「ポルトガルの道」は大島さんの一歩一歩が聞こえてくるようなレポートです。ご健康と勇気に敬意を表し、ますますのご活躍を祈念しております。またお目にかかれます時を楽しみにしております。大貫隆生
大貫さん とても懐かしいです。拙文に目を通していただきありがとうございます。私はきょろきょろひたすら歩くのみ。大貫さんは、陶芸をテーマに人を訪ねていく知的な旅を重ねておられます。これからも、よい作品を生み出されていくよう祈っております。 大島米次郎