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ファイザー社社長挨拶@2014年度社友会総会

2013年度 グローバルでは苦戦が続くも日本の国内市場では1位を堅持- 社長 梅田 一郎さん

梅田一郎氏

2013年度のファイザー・グローバルの業績は、収益で6%減の516億ドル。今年の第一四半期は、収益と利益でそれぞれ9%、15%減で引き続き苦戦を強いられています。

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かつての主力製品の特許期間満了により売上げトップ10品目はすっかり入れ替わりました。リリカは二桁成長を遂げましたが、リピトールは4割減となりました。ファイザー・グローバルの売上げに見る大きな変化は、米国市場が39%となり新興国市場が22%と欧州に並ぶまでに重みをましてきたことです。(ちなみに日本は10%です)ファイザー社の戦略の重点は新興国市場での地歩の強化におかれ、今年から事業部門をイノベーティブ医薬品、エスタブリッシュ医薬品、VOC(ワクチン、オンコロジー製品など)の部門に再編しました。

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日本法人の業績は、微増ながら増収に転じ5,307億円を達成し国内市場首位の座を堅持しました。リリカ、プレベナー、セレコックスなど主力製品の堅調な伸び、エスタブリッシュ医薬品のラインナップ充実が寄与したといえます。ことに国内市場シェア6.1%とファイザー社のグローバル市場シェアを上回りました。これは会社設立以来、自前の工場・販売体制を敷き日本市場に強くコミットしてきた事実が世界シェアを上回る成績を生んだものと思っています。日本の組織はイノベーティブ医薬品事業部門、エスタブリッシュ医薬品事業部門、オンコロジー事業部門、ワクチン事業部門の四つによって推進します。

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主要な戦略はイノベーション基盤の強化、株主価値の最大化に資する資本配分、社会からの尊敬の獲得、オーナーシップ文化のある組織醸成ですが日本のサイエンスからの発信を目指す努力を強化しています。日本市場でもファイザーは薬価上の新薬創出加算対象の成分数でも品目数でもトップを占めています。企業価値を最大化する資本配分として製品のライフサイクルマネジメント(市場にある限り最大の価値を発揮させる)の強化、エスタブリッシュ医薬品についても新剤形や適応の追加などオポチュニティの追求を図ります。バイアグラも発売15周年に当たるのでキャンペーンを展開しています。

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社会からの尊敬を獲得するために率先して企業活動の透明性ガイドラインを実践するほかメディカルアフェアーズ行動規範の導入など革新的な努力をしています。

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従来から行っている社会貢献活動の継続もあります。最近のトピックでは、日本の女性の健康寿命を平均寿命に近づけるため潜在化しやすい疾患の受診を促す「女性のミカタ」プロジェクトが臨床内科医会と産経新聞社の後援を得て展開しています。また、政府が「健康ニッポン21」に関連して2022年までにこの国の喫煙率を12%まで下げるという目標をたて各自治体に対策の実践を呼びかけています。これに関連して横浜市が行う禁煙啓発活動にファイザーが協力することになり昨年10月に協定書に調印してお手伝いを始めています。アンメット・メディカルニーズを満たす新薬の開発を目指す企業として対象となる疾患や症状にたいする気付き(アウェアネス)を高めて受診を促すことは保健教育に寄与する活動でもあり責務だと云えます。神経障害性疼痛や高齢者の肺炎予防などもニーズへの気付きを必要としている領域だと考えています。

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Dare to Try! いま製薬産業はブロックバスター医薬品の特許切れ(2010年問題)への対応が問われています。事業単位の整理・統合も大手企業間で模索されています。ファイザーはそういうなかでアストラゼネカ社買収の提案をし、世間の話題になりました。この案件についてCEOのリードさんは、われわれが前進するためには、これからも患者と株主の利益になるビジネスチャンスには敢えてリスクを怖れずに挑むファイザーのスピリットを示す一例であると述べています。

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継続的な革新・改善はファイザー社の生命線であることには変わりはありません。どうか引き続き諸先輩の温かいご理解とご支援をお願い致します。

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