平成25年度武豊支部総会の開会が宣言された後、下岡釿雄支部長から次のような挨拶がありました。
今回は久しぶりに工場での開催となりました。この機に工場見学も計画したところ、多くの方の参加を得ました。久しぶりに見る工場でその発展ぶりにさぞ驚かれたことと思います。
工場は昭和42年に神戸から武豊に移設、当時の最先端工場をこの地に開始、以来46年、日本の製造拠点から、今やグローバルサプライ拠点へと変貌しています。当初、ペニシリン、テラマイなど抗生物質でスタートしましたが、精神科、抗炎症、循環器用薬に広げ、今では癌などの領域を加えて全領域をカバーする日本でトップの会社に成長しました。
さて、世は、アベノミクス政策に一喜一憂の日々ですが、第一の矢、金融緩和、円安は輸入バルク、輸出の両方を扱う今日のグローバルサプライヤー、ファイザーファーマとしては一に山田清孝社長のかじ取り、経営によるところでありましょう。成長戦略の中には、医薬産業も入っており、日本から革新的新薬を生み出し、送り出すためのインフラ整備、規制緩和などの諸施策が計画されており、医薬産業にとっては追い風となるでしょう。
我等がファイザーの2012年の業績はノルバスク、リピトールの相次ぐ特許期間満了により、全ファイザーではノバルティスにわずかにトップの座を譲りましたが、日本ではおかげさまで5249億円、国内市場シェア5.9パーセントで武田をわずかに抑えてトップを堅持してくれているそうです。とは言え日本の医薬品市場は頭打ちで2006年6.4兆円から2025年まで6.5兆円前後と市場の伸びはないというのが製薬協、政策研の見方であり、限られた市場の中でのシェア獲得競争が続きます。そんな状況の中で我らがファイザーはよく頑張ってくれています。2012年は新薬3品目を含む新規承認件数15件と会社始まって以来の記録だそうです。また今年になってすでに2新薬の承認を得ております。さらには世界でのジェネリック大手、マイランとの提携がなり、製品数が拡大、エスタブリッシュ市場でも大いにシェアの拡大が期待されています。
そこで我がスポンサー、ファイザーのために我々OBにできることは?、と考えてみますと、現従業員、社友会OB合わせて6000名弱、その家族を合わせるとその約4倍、結構大きなカスタマーであります。
先日、私は足の小指の付け根が腫れ、痛みに耐えながらゴルフをし、翌朝武豊の榊原整形に出かけ行ってみてもらいましたところ、尿酸値が高く痛風の痛み、腫れであるとのことでした。痛みを止め、炎症を抑えるためにロキソニンが処方されていましたので、2回目に行ったときには先生、“できれば私が信頼できるファイザーの薬を処方いただけると嬉しいのですが”、とお願いしますと、“お勤めになっておられましたか。世界でトップの会社ですからね”、とおっしゃられ、“ああ、ちょうど良いのがあります。” と言ってセレコックスを処方してくれました。 これは数年前に認可をとったCOX2に選択的に作用し、消化器系副作用の少ない消炎鎮痛の新薬ですが、これを処方してくれたわけです。医師でも調剤薬局の薬剤師でも結構です、 “ファイザーの薬があれば”とお願いすれば、ジェネリック、新薬に関係なく対応してくれます。おかげで、地元、愛知県の医師、薬剤師でファイザーを知らない人はいません。たとえ、その場になくとも、次には薬剤リストに追加してくれるものと思います。是非ファイザーOBとしての貢献を期待しております。
今日は元研究所の1階、会議室をつかわせていただいております。現在は1、2、3階を工場と共用されているとのことです。この研究棟は、当時、北浦良彦所長が苦心されて建設された最新設備での建物で、免震構造もしっかりしており、東南海、南海沖大地震が来ても全く大丈夫、国の津波予想の高さは衣浦で最大4メートルだそうで、3階以上に避難すればよいようです。本日は安心して実のある会議をお楽しみお過ごしください。
ありがとうございました。
次回は、来賓の社友会副会長佐藤忠夫さんの挨拶を紹介します。

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