年金基金熊倉敏夫常務理事の挨拶(要約)
基金の現況、資産運用の状況、運用の新しい動きについて伝えたい。
ファイザーの企業年金は1972年(S47年)にスタートし、来年で40周年を迎える。年金の給付は終身年金であるので、半永久的に維持されなければならない制度である。
今年1月に旧ワイスの制度と統合した。加入者数は旧ワイスからの700名余を加えて、5430名、受給者は旧ワイスの200余名を加えて、約1400名となった。65歳未満の退職者(待期者)は490名ほどいる。受給者1人に加入者4人の比率は国内の大きな会社と比べ健全といえる。
運用状況は、会社からの掛金約54億円、払った給付金は39億円、差額15億円が資産に加えられた。現有時価資産は旧ワイスの68億円を引き継ぎ、合計825億円となったが、用意するべき(数理債務)額は、旧ワイス分20億円を加えて904億円になり、およそ80億円足りない状況にある。資産運用において、一昨年は150億円の運用収益を記録し(約25%の収益率)、収益率で国内の年金制度の中でトップの成績を獲得することができたが、昨年はマイナス0.5%であり、今年度に入っても苦戦を強いられている。その背景には先進国の経済回復の減速、円高の進行、ヨーロッパの不安定市場、更に、今年に入って震災、ギリシャの債務問題などがある。
旧ワイスとの統合、加入員構成及び受給者割合の変動、更にヨーロッパ経済、中東民主化問題など投資環境の変化を受けて、去る6月に資産運用基本方針を見直した。新しい資産配分指針では、柔軟に収益のチャンスを狙える収益追及資産を65%とした。外国為替変動に左右されない運用先、他方では為替で収益を上げる方策など多岐にわたる運用を図る方針である。
以上の報告は、基金だよりとして今週中に皆さまのお手元に発送の予定です。
総会後は、会場を移して懇親会が盛大に行われました。
懇親会では参加者の中で最長老の堀内俊彦さん(大正15年生まれ)が、半生を振り返り、感謝の言葉“ありがとう”のテーマでお話しされました。
台糖ファイザー発足間もない昭和31年頃の神戸工場総務課時代、兵庫県薬務課との折衝、苦労話、 工場が神戸から武豊へ移転した昭和42年頃の本社資材部時代、生産量増大に対応した調達先や包装材料改善、工夫のお話、 堀内さんの定年退職と時を同じくして、本社で第一回社友会が開催されその時の様子など。
さらに話はさかのぼり、大戦後の堀内さんの体験談にまで及びました。終戦後ソビエトに拉致抑留され、ウラジオストックやナホトカで19~23歳の4年間に及ぶ飢え・寒さ・労働を耐え凌ぎ、栄養失調で復員されましたが、家族や多くの人達のお陰で85歳の今まで大きな病を乗り越えながら、元気に過ごされていることへの感謝の言葉を延べられました。
写真は講話される堀内さんです。
盛況な懇親会も閉会の時刻を迎え、次回の総会・懇親会での再会を約して、散会となりました。
3回連載しました報告をもって、平成23年度武豊支部総会・懇親会の報告はおしまいです。
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